研究内容1

分光学的手法を用いた農産加工プロセスの分析法の開発

 収穫された農産物は様々な農産加工プロセス経て私たちの食卓に並びます。農産加工プロセスの主な目的は鮮度保持と選別です。長期にわたって農産物の品質を保つことで食料の安定供給と廃棄ロスの低減を実現し、さらに異物や不良品の選別・除去によって食の安全と安心を確保します。
 私たちは農産加工プロセスの更なる発展のために、分光分析法を用いたプロセス分析法の確立を目指しています。分光分析法は光を照射するだけで農産物の成分や物性を瞬時に計測することができ、さらに、化学薬品の利用や農産物を破壊する必要が無いため人にも環境にも負荷の小さい計測法と言えます。既に製粉工場や選果場では小麦タンパクや果実糖度を測定するために多くの分光分析計が導入されています。この分光分析法の利用をさらに拡張し、農産加工プロセス全体を通じたモニタリングやプロセス中に起こる生化学、物理化学的変化を明らかにします。これらを実現することによってプロセスの最適化を図るとともに、より効率的な加工法や鮮度保持法を開発することを目指します。

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